実家に帰省、妻さんと一緒に父の墓参り
久々に帰った気がしたが、実は半年前に帰っていた
先日、妻さんと一緒に私の実家に帰省しました。
妻さんが仕事の出張で九州に行く予定があったので、そこに繋げる形で私の実家へ2泊3日で一緒に帰省することにしたのです。
久々に帰省するような気がしていたのですが、よく考えれば妻さんとこの前の3月に一緒に実家へ来ていたことを思い出しました。
ただ、それは純粋な帰省ではなく、私の母に対する婚約の報告と結婚の挨拶を兼ねてという状況だったため2人とも帰省という感覚は一切なかったのだと思います(^^;)
私の母がなかなか強烈なキャラでして、姉が結婚するときも山あり谷ありといった状況だったので、この母に結婚を認めてもらうことは容易ではないと覚悟をして妻と共に実家に向かったので、このときの帰省は生きた心地がしない感じでした(笑)
実は妻さんと呼んでいるお相手とは入籍を済ませておらず、正式には結婚を承諾されたわけではありません。
反対されているわけではないのですが、私が転職したばかりだった状況や、交際から半年という状態だったため、母としてはまだ時間をかけて互いを知る期間が必要だと判断されたようです。
妻さん本人やご両親には大変申し訳なく思いつつも、ありがたいことにこの状況にご理解をいただき、今は二人で同棲しつつ関係を深めている状態です。私達2人としては事実婚の状態だと考えて生活しておりますが。
今回帰省すると母に伝えたときも、「あんた一人で帰ってきなさいよ」というコメント
「はぁ!?」と若干キレそうになりましたが、気持ちを抑えて話を聞きつつ、
「せっかく二人で行けるタイミングだし、墓参りにも行きたいと言ってくれているから」と伝え、押し切りました。
こういう状況もあり、帰省時は二人でホテル泊にしました。実家に妻を泊めることは結婚前なので許容されるわけもありませんし、他人がいると気を遣って疲れるという母のコメントもあり、私も実家に泊まることはやめて。。
無給状態の僕なので、エアトリが安くて助かりました😅
父に初めて2人で挨拶
まぁ、そんなことはさておき、半年ぶりの帰省をしたわけですが、今回の目的の一つである墓参りに行ってきました。
先に父の実家がある田舎へ祖父母達のお墓まりに車で向かいました。
非常にのどかな田舎で、昔よく遊んだ川やキャンプ場、軽トラの荷台に立って連れまわしてもらった山などがあり、小さな頃の思い出が蘇りつつ、夏の強い日差しとジト~っとした蒸し暑さで私たちを迎えてくれました。
親戚の方が来てくれていたのか、夏の日差しで枯れてしまった花が祖父母の墓に手向けられています。
実家にはもう誰も住んでおらず、たまに隣町に住む親戚がお墓参りと掃除をしに来てくれているのですが、さすがにこの暑さで花は長く持たなかったようです。
実家の外の水道から組んできた水と雑巾、ほうきを使って久しぶりに祖父母のお墓の掃除をしました。妻さんも嫌な顔一つせずに一緒に掃除をしてくれました。
掃除をしている中で、数年前の熊本地震の影響で墓石が動いてしまい側壁に隙間ができたままになっている状態だったのを見て、当時の地震の猛威が相当なものだったんだと思い返しました。
当時、私は仕事で遠く離れた地にいたため被害は受けていませんが、祖父母が住んでいたこの地域も大きく被害を受け、川を渡す橋の入り口が崖崩れで通れなくなっていたりしました。
そんなことを思い返しながらお墓の掃除を終えると、たった10分そこらの時間だったのですが、二人とも滝のような汗を流していました(笑)
もちろんそんな状態になってもちゃんと最後にお墓に手を合わせ、帰省したことの挨拶、自衛官を退職、そして転職先も退職し、今は自分らしく生きていくチャレンジをしていること、これまで元気に過ごせていることの感謝、これからは妻さんと2人で力合わせて頑張っていくという気持ちを祖父母を含めたご先祖様にお伝えしてきました。
その後、二人で近くのキャンプ場へ向かい、冷たくておいしいジュースをゲットして、次に父の墓へ向かいます。
父の墓は、母が数年前に実家近くの自治体が管理する霊園に新しく建てたものです。
次男である父は、昔のしきたりで言うと祖父母の墓に入るのではなく、自分の墓を持つものだと親戚から聞き、時間は経ってしまいましたが、実家近くの良い場所が見つかったので母が墓を建ててくれました。
こんなしきたり知らない人の方が多いのではないでしょうか?もちろん私も父が亡くなるまでそんなこと知りもしませんでしたし、今でもなんでだろうと思うことが良くあります。
何はともあれ、父の墓に到着した私たちは、祖父母の墓同様、丁寧に掃除を行いました。
母が日ごろから来てくれているというのもありますが、非常にきれいな状態でした。
ただ、なにせ綺麗な墓石のため石面からの日差しの反射が強く、掃除している間も上下から強い日差しを浴び続け、ここでも大汗をかいていました(笑)
もちろん父の墓もしっかりと隅々まで掃除をして、初めて妻さんと一緒に父に手を合わせました。
自分らしく生きてチャレンジしていく、そしてこの2人で力を合わせて頑張っていくことを報告しました。
母と違って寡黙で優しい父だったので(笑)、私の選択を温かく見守ってくれているのではないかと思います。手のかかる息子だったので、もちろん心配はしているでしょうが(笑)
綺麗にしたのに数時間後にドシャ降り・・・でも
お墓参りも無事に終わり、そのまま近くのファミレスでお昼ご飯を食べに行くことに。
夜には母と3人で夜ご飯を食べに行く予定なので、お昼は軽めに済ませつつ作戦会議を兼ねて二人でゆっくり過ごします。
と、ファミレスに入って注文した料理が届いた直後のことです。
突然のゲリラ豪雨が😱😱😱ものすごい勢いの大雨でファミレスの窓から見える景色は真っ白な状態で1~2m先しか見えない状態です。。。
あっ!!!掃除したお墓や備えた花が・・・
まぁ自然には抗えませんね🥲でもドシャ降りになってお墓参りできない状態になる前にちゃんと挨拶できただけでも本当に良かったと思いました。
そのあと豪雨はおさまったものの、雨は降り続けていました。
夜の食事場所には公共交通機関で行く予定だったため、雨の中を移動させるのは母には少々面倒をかけてしまうので、家の近所のお店に変えようと考えていたところ、母から電話が入りました。
「この雨で移動するのも大変だから、お店がキャンセルできるなら家でご飯食べる?」
どういう風の吹き回しだ!?と思いましたが、
妻さんは「せっかくお母さんが誘ってくれてるんだから是非そうしよう!」と二つ返事で了承してくれたので、母に連絡し、お店にもキャンセルの連絡を入れました。
ファミレスを後にし、車で実家に向かい、母と3人でスーパー3件に買い物に回り、帰宅。
なんでこんなことになったのか未だによく分かりませんが、結局夕方6時ごろから夜10時過ぎまで3人で食事をとりながらお喋りをしていました。
ホテルに戻るためにタクシーを呼び(使っていた車は母所有の車だったので)、タクシーを待つ間に妻さんがお手洗いに行くと、
「家に泊まればよかったね?これからホテルに戻るのも大変だよね、ごめんね。」と。
いや~ほんとに頭の中が追い付かなかったですね。
それだけ妻さんの印象が良かったのか、すくなくとも嫌な時間ではなかったのか、それとも愛する息子だけ泊ればいいという洗脳なのか(笑)、何にせよ4時間超も家で過ごすことになるとは考えてもみませんでした。
そして、実は翌日も母と3人でお出かけです。
帰省する前に母から提案され、少し離れた場所にある蕎麦を食べに行くことになっていました。
以前母が東京に出てきたときに連れて行った美味しいお蕎麦屋さんがあるのですが、そこは妻さんが好きなお店だと話したことを覚えてくれていたそうで、また食べに行きたいからと誘ってくれたのです。
道中1時間くらいの車移動だったのですが、非常に会話ははずみ明るい感じで時が流れていきました。
お店では、話には聞いていたのですが、食べきれないほどの小鉢が出てきて、食べ終わったと思ったら2人前か?と疑うようなお蕎麦が提供され、3人ともお腹がはち切れそうな状態になっていました。
結局そのまま3人で夕方まで過ごし、実家の仏壇で父や祖父母たちに手を合わせ、実家をあとにしました。
妻さんと父達に感謝
結論特に結婚の話は進んでいません。
年内に両家の挨拶に進めていきたいと考えており、妻のご両親からは了承をいただいてはいるのですが、
体裁を何よりも気にする母からは、一度電話で話をした際に、
「無職の息子と一緒に妻さんの両親に挨拶なんて、行けるわけないじゃん!!どの面下げて娘さんをお嫁にくださいなんて言えるの?」と一蹴されていました。
当初は、妻さんともなんとか話を切り出そうと話していたのですが、妻さんが母が食事に誘ってくれた流れをみて、今回は母と中を深めることに専念すると言ってくれていたのです。
本当になかなかの曲者の母なので私自身苦手意識があり、極力姉家族が帰省するときに一緒に帰るようにする状態だったので、今回の帰省でも正直何度も心が折れそうになりました。
しかし、妻さんは良い関係でこれからも私の実家に帰ってきたいと言ってくれたおり、一生懸命母ともコミュニケーションを図って、自分のことを知ってもらおうと努力してくれていました。
折れそうになっていた自分を恥じましたね。。。
私が何をできたのかは分かりませんが、彼女の努力と父や祖父母の天からの力添えがあってか、短い時間ではありましたが、とりあえず良い形で帰省の予定を終えることができました。
帰省に合わせて基本的にはいつもお墓参りに行って手を合わせていますが、私個人の考えとしてはそのお墓に父達の骨は納めてあるものの、そこに父が存在しているとは思っていません。
どちらかと言うと、昔からやっていることだから慣習的に行っているという感じでしょうか。
めんどくさいと思ってお墓参りしている気持ちは一切ありませんが、絶対にお墓に赴いて手を合わせなければならないとは考えていません。
父や祖父母たちに感謝の気持ちや報告ごとを伝えたいのであれば妻さんと二人で住んでいる家でもできます。父の写真を飾っているので、たまに独り言のように話しかけることだってありますし。
そもそも手を合わせたり、何かの気持ちを手を合わせて伝えるというのも生きている人間のエゴです。
死んだ人の意思なんてどこにも存在していませんし、天国やどこかで見てくれているなんていうのも宗教上の解釈です。
母にこんなことを言ったら激怒されることは目に見えていますが、父が建てた家や父の墓を守るなんていう考え方自体古いし、あまり意味のない考え方だとすら思っています。
だけど、それは母が決めた生き方ですし、何を言っても変わらないことは分かっているので、強要されない限りは口出しすることもやめました。
そんな現代っ子な私ですが、父や祖父母のことは大好きですし、父の過ごした実家の町も大好きです。
この町で父が元気に育って、僕たちを育てるために一生懸命働いてくれたからこそ今の私があると思っています。そして、すごく悲しかったですが父が亡くなった経験がなければ、今の私はここには存在していないでしょう。
だからこそ、これからも帰省したいと思ったときには合わせて墓参りにも行くつもりです。
「夏や盆くらいは帰ってきなさい」、「家のことを手伝いなさい」、「親戚はみんな子供が親の手伝いをするのに、あんた(私)や姉は全然帰ってこない」など、これからも何かしら文句を言われるのでしょう。
真夏は昔と違って死ぬほど暑いので危険ですし、年末年始は馬鹿みたいに移動費が高いので好きじゃありません、そんなに家のやることが多くてイライラするなら、もう少し住みやすいちょうどいい大きさの家に住替えればいい、俺や姉も自分の人生を生きていて親のために生きてるんじゃない。
ロクでもない息子でしょ?
母のことは苦手ですし、めんどくさいと思うことはありますよ。できればほどほどの距離間でいたいですね(笑)
でも、まぁ産んでくれた母親なんでね。
そして、あのひとなりに妻さんを受け入れようと頑張ってくれていたんでしょうし。
母がある日突然この世からいなくなったりしたら後悔するし、大泣きしているのが目に見えてるんで。
まぁケンカしない範囲でたまには顔みせて家の手伝いもしようと思います。
妻さんがあれだけ頑張ってくれてたんだし、
珍しく私がお墓しっかり掃除したから、いつもは無関心な父さんが多分ちょっとだけ天国から力を貸してくれたんだろうし、、、たぶん
父さん、ありがとね~
めんどくさい母さんだけど、父さんのときみたいに大泣きしなくていいように、無理のない範囲で帰りますわ。
じゃあまたね。
・・・
私は何を書いているんですかね、ブログに(笑)
でもまぁ誰も読んでないだろうし、自分を見つめ直すために始めたブログなんで、こんな感じでも許してください。
結婚してる人たちって、本当に苦労してるんでしょうね。尊敬します。
私もこんな良い妻さん一生大切にします。
自分らしく生きていきます。父と約束してきたので、もう余計なネガティブ思考は捨てます。
みなさんも明るく楽しく自分らしく!
長くなりましたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございました。
たまには実家に帰って墓参りも良いですよ😉